2008-07-09 NAIST(奈良先端科学技術大学院大学)の情報科学研究科の入試を受けてきた
■ NAIST面接前
朝から準備. とはいっても,何をすればいいのか,あまり良く分からないので, とりあえず,線形の本を読んだり. てか,線形の勉強ばっかだなw 面接は,午後からなので,時間を無駄に持て余す. 緊張,緊張..
■ NAISTへ
少し早めに家を出る. こういうのは,早め早めにしておいて丁度いいくらいなんだよね. てか,家にいても,どうもできないってのもあるんだけどね.. 結構時間がかかる. 北生駒経由でバスで大学院へ. バスを待っているだけでも暑い.
■ NAIST到着
1時間半ぐらい前に到着してので,食堂で待つ. とりあえず,熱さまし. 早めに到着しておくと,余裕があるからいいよね. 色々と勉強しなくちゃと思いつつも, 緊張で,何をするにも上の空って感じ(^_^;)
■ 早めに情報棟へ入る
受付前のソファで待つ. 40分前ぐらいに入る. 20分前から受け付け開始なので,待つ. 受け付け開始までの20分がとっても,長く感じる. とりあえず,線形の勉強. ホント線形ばっかだなw
■ 受験生控え室で待機
15:10集合で,前の白板に,自分の受験時間が書いていた. 16:28にステージAスタートか.. まだ待ち時間があるのか.. 早く始まって欲しいとは思わないけど, でも宙ぶらりんな状態も厭という微妙なキモチ.
■ まずはアンケート
16時前に,自分の受験番号が呼ばれる. まずは,アンケート.事前に得た情報によると,これが後の面接での最初の話のタネになるらしい. そして,しばし待つ.
■ 問題閲覧室へ
16時過ぎに問題閲覧室へ移動. しばし待つ. 入室が許可されて,入る. そして,早速問題を見る.
問題を見たときの第一印象を正直に書こう.
線形も,確率も…,この問題は……,なにを言ってるんだ……? 全然分からないよ..こりゃ,駄目かも...
本当に顔面蒼白って,こういうコトを言うんだなって思ったよ. だって,あんだけ(^_^;)勉強した線形代数が全く分からない. 得点源の確率の問題も,難しそう..
とはいっても,やるっきゃないとのことで,問題を見始める. 相変わらず,線形の問題は意味不明. いや,意味は分かってきた. しかし,解く方法が分からない. 検討が付かない. 仕方ない,まず確率にいこう. ここまで,4分程度.
問題の設定条件が異様に複雑だ. 単純な確率計算ならラクなんだけど,と思いながらも, 必死に図を書いて理解に努める. なんとなく,問題の構図が見えてくる. よし,確率だけは,なんとかなるかも,と思い,線形に戻る. 残り,3.5分程度.
線形を考え続ける. 全然分からん. 数学は50%分しか確保できないのか…,と思ったが, どうせなら,解析学の問題で10%でも上積みできればいいやと思い見る. これは,簡単だ! 後から考えてみると,3題のうち,明らかに解析(高校数IIIレベル)が一番簡単だったね. なんとか,光が見えてくる. 頑張って,計算計算. 因数分解がうまくいかない. 数回試みるもうまくいかない.
と,ここでタイムアップ. 閲覧室から退室.
■ 数学面接室前
数学の面接室の前で待つ. そうだ,この間でも考えることできるじゃないかと思い,考える. 目の前に,問題はないけど,頭の中にある記憶で,方針を考える. この粘りが重要な気がする 多分,解析のほうは計算ミスをしたんだろうなと思う. そのため,まず確率の方をやっつけてから, 解析でタイムアップを迎えるというストーリーを立てる. 確率の方はPじゃなくて,Cで計算するんだなと思い,回答方針を修正. こんなことを考えてると,前の人が出てきて,すぐに入室するよう促され,ノックして入室. 数学のバトルが始める.
■ 数学面接
入室直後,受験番号と,氏名を求められる. 元気良く,答える. 心の中では,いっぱいいっぱいだが,とりあえずは,明るくいく. まず,英語の問題を解くかどうか聞かれる. TOEICを提出したので,それでお願いしますと答える.
さぁ,数学の回答の始まりだ. ストップウォッチの開始音が鳴った. とりあえず,黙ることのないように心がける.
「2と3を解きます.まず,3(確率)を説明します.」 と言い,解き始める. 全事象を計算. そして,事象を求める. これは,場合分けして,足していくだけでいい. いくつか場合分けして足す. 「あと1つ場合が,足りないんじゃない?」と面接官に言われる. そうだ,もう1つ忘れていた. (この場合って,点数的にどういう扱いになるんだろう..) というわけで,計算式は出た. 秘伝の「あとはこれを計算するだけです」を使用. 確かに,じゃぁ次をって指示が. この問題説明中もテンパり中.
さて,解析に移る. 解析はまずは計算. 「f(x)=g(x)を解きます」といって地道に計算. この結果は,後の小問で使うので,計算を飛ばすことはできない. 途中,f(x)-g(x)の計算のとき,「それ間違ってない?」と指摘. 引き算を間違っていた! それで,因数分解がうまくいかなかったのかと納得. と同時に,また指摘を受け,若干不安に. なんとか,方程式は解く. 次は積分計算. これが,非常に煩雑で大変. だが,上手な方法が思いつかなかったので,愚直な方法でいく. 計算をして,数分間,気まずい雰囲気が流れ, 「それ解けそう?時間切れだけど..」といわれる. 同時に「まぁ,あとは計算したらいけそうやね」とも言われる.
最後にホワイトボードを消すように言われ, 「ありがとうございましたっ!」と言って,退室.
■ 専門面接前
数学の面接を終え,まだ死亡フラグは立ってないと思い, 次の面接の心積もりをする. 数分間,これが結構長かった. そうしてるうちに,呼ばれて,入室.
■ 専門面接
ステージBは専門の面接だ. どんな情報関連の問題が出るのかと思っていたが, まず聞かれたのは,最初のアンケート結果の確認. すべて,「はい」と答えると, 「小論文について簡潔に説明してください」との質問. よし,(当然だけど)これは準備してるぞ!と思う. そして,準備どおり話す. 以降,面接の概要.
- まずは,小論文に関する質問を幾つかします.暗示的意味って何?
- では,語用論的言い換えって何?
- 何か参考にしましたか?
- 他に参考にした文献はありますか?
- どのようにしてこれらの文献を知りましたか?
- アルゴリズムは習ってるよね?
- B木って知ってる?
- 二分木は知ってるよね?
- では二分木を説明してください
- それはどのように使いますか? ――二分探索に使えます.
- 他にはありませんか? ――…….分かりません.
- フーリエ変換って何? ――習ってません..
- 習ってないのかー.しかし即答とは潔いね〜 ――(本当に分かりません..)
- うーん,予定が狂ったなぁ ――(他に質問あるかな..)
- 他に弱い科目は…,うん数学は大丈夫そうだね.(3科目中2科目は「S」)
- プログラミングは(A,Bは「良」,C,Dは「S」)…,どんな言語をやったことがある?
- 何行ぐらいのプログラムを組んだことがある?
- どんなプログラム?
- 将来の夢は?
- なぜ飛び級を希望したのですか?
- 単位をいっぱいとってますね
- 教職免許はあきらめるのですか?
- なぜ特待生を希望するのですか?
こんな感じ. 研究に関する質問には,一応答えられたけど,情報に関する質問には正直ボロボロ. アルゴリズム関係は復習しといた方がよかったなと思う. 事前に質問の準備をしていると思いました. やはり,提出した成績表を元に質問を考えられていると思いました. ただ,言いたいことは言った,できる限りはやったとい感じで面接は終えました.
■ 特待生選抜試験待機
特待生面接を希望することにしていたので, 第一次選抜まで待機. 約8人くらいが希望していました. (特待生希望の人は,胸に着けるリボンの色が白ではなく黄色になる) 係りの人に,どこで待機すべきかと聞いたところ,この付近で待機しておいて欲しいとのことで,近くで待つ. が,しばらくしてから,まだ時間も1時間ほどあるし,食堂などで待っていても構わないとの指示をもらう. そこで,食堂へ.
食堂でおやつタイム. ほっこりと息を抜く.TVもあるしね. 一応,面接に備えて,頭の中でストーリーを考える.
■ 特待生選抜試験該当者発表
20分くらい前に行くったけど,17:55くらいに掲出. なんと,自分の番号が! 半信半疑の中,面接室へ.
■ 特待生選抜試験
控え室で暫く,待機して,面接室へ. 面接の概要は次のような感じ.
- 特待生制度の趣旨(学費支援+研究費支援)の説明
- 特待生を志望した理由
- 特待生でやりたいことは?
- なるほと,それは是非やって欲しいですね
- 現状での問題点は?
- その気持ちを持ち続けて下さい
- クラブは何かやってましたか?
以前,他の人が仰ってたように,対話の中で,PRしていくという感じです. 一問一答にならず,積極的に(かつ話の軸をブラさずに)話していくといいと思いました.
■ 帰宅
以上で,全ての試験を終え,帰宅. お疲れ,自分.