理系入試科目対策
阪大受験について
阪大受験も他の大学受験とは基本的には全く同じです.
阪大物理対策
過去問を見たら分かると思いますが,阪大二次物理は「力学と電磁気」が必ず出て, 「熱力学か波動」のどちらかひとつかが出ます. ポイントは次の通りです.
- とりあえず全分野に渡って,基礎力(教科書・センター・頻出問題)はまんべんなくつけること
- (良問の)問題演習量がカギ.ときまくって解放パターンを学ぶこと.
- 頻出分野を知ってそこに力を入れる
- 力学=単振動
- 電磁気=電磁誘導・回路
- 波動=音波ならドップラー,光波なら干渉と回折
- 熱力は底が浅くて簡単だけど,とかく演習量が不足しがちなので注意.
- 感じをつかむため過去問を解く.ただし今の時期全然できなくても全く心配不要.
- (物理に限らず)大局的な勉強スケジュールを立てて効率的計画的に勉強する
ちなみに,私が使ったのは「難問題の系統とその解き方」ですが, あれは使い方次第で毒にも薬にもなると思います.
阪大数学対策
青チャート終わったなら(基本的な解法パターンを知ってるなら), 「理系数学の良問プラチカ(河合出版)」をおすすめします. この本は「IA・IIB」と「IIIC」に分かれています. 学校で使ってる問題集でもいいですが, 私の場合は解答がないと勉強できない勉強法をしてたので.. 余談ですが,プラチカは,私の受験生時代に阪大の先輩に勧めてもらった本でもあります. プラチカを使って,さらなる解法パターンを習得していってください. ただ,プラチカにも若干「悪問」もあることはあるので,マニアックすぎる問題はあきらめてOKです.
あとは過去問演習です. 阪大数学に関しては「入試の軌跡」(東京出版)が使えます.
阪大化学対策
化学は「照井式解法カード」がおすすめです. 理論,無機,有機の3つがあります.
これは文字通り「解法カード」がついてくるのですが,私はあまり使いませんでした. それよりも本文が分かりやすかった! よく出るけど,教科書では不十分(不親切)なところの解説などがあり,化学の体系的理解に役立ちました. これと問題演習との組み合わせで,僕は化学が苦手かつ嫌いから,まぁまぁ好きかつ得意になれました.
頻出分野ですが,理論では熱化学,平衡がよく出ます. 全体的な特徴としては基礎事項を漏れなくおさえて, ある程度の演習をしていればかなり対応できるものが多いと思います. 実際に過去問にあたって確かめてみてください.